魔法のいらないシンデレラ 3
そして、そのライフプランのアンケートに影響された二人がもう一組…
早瀬は自宅のソファに座りながら、ノートパソコンを前に、うーんと腕組みをした。
「はい、コーヒー」
マグカップをテーブルに置いてから、叶恵が隣に座る。
「お、ありがとう」
「なーに?響さん、まだそのアンケート答えてないの?響さんが作ったんでしょ?」
「ああ。一生さんに頼まれて作ったはいいけど、いざ回答しようとすると、悩むもんだな」
「何をそんなに悩む事があるの?」
「え、そりゃ色々…。叶恵はもう書いたの?」
「うん。届いてすぐにね」
「なんて書いたの?」
すると叶恵は、ノートパソコンを自分の手元に近付けてカタカタと打ち込み始めた。
「はい!出来た」
「え、なになに…。賃貸マンションに愛する妻と二人きりって、なんだよこれ?」
「なにって、そのままよ?代わりに答えてあげたの」
「ほんとにこのまま書いたの?」
「もちろん。あ、ご心配なく。私のは、ちゃんと妻じゃなくて夫って書いたわよ」
そういう事じゃなくてさ…と言いながら、その先を読み進める。
早瀬は自宅のソファに座りながら、ノートパソコンを前に、うーんと腕組みをした。
「はい、コーヒー」
マグカップをテーブルに置いてから、叶恵が隣に座る。
「お、ありがとう」
「なーに?響さん、まだそのアンケート答えてないの?響さんが作ったんでしょ?」
「ああ。一生さんに頼まれて作ったはいいけど、いざ回答しようとすると、悩むもんだな」
「何をそんなに悩む事があるの?」
「え、そりゃ色々…。叶恵はもう書いたの?」
「うん。届いてすぐにね」
「なんて書いたの?」
すると叶恵は、ノートパソコンを自分の手元に近付けてカタカタと打ち込み始めた。
「はい!出来た」
「え、なになに…。賃貸マンションに愛する妻と二人きりって、なんだよこれ?」
「なにって、そのままよ?代わりに答えてあげたの」
「ほんとにこのまま書いたの?」
「もちろん。あ、ご心配なく。私のは、ちゃんと妻じゃなくて夫って書いたわよ」
そういう事じゃなくてさ…と言いながら、その先を読み進める。