バレンタインチョコと四人の恋
宙翔くんはおかしそうに吹き出し、クスクスと笑っている。
恥ずかしさでいたたまれなくなり、俯きながら「行こう」と言って歩き出そうとすると、腕を引かれた。
「なんで?食べないの?」
「…え?」
「依茉ちゃんがあまりにも目輝かせてたから、食べたくなっちゃった。責任取ってよね」
そう言った宙翔くんに手を引かれ、そのままお店の中に入る。
「ええ、どうしよう、すごく迷う…!」
いちごミックスはもちろん食べたいけど…このもう一つの新商品であるキウイ味も美味しそうだしな…。
「今日はカップルデーなので、シングルスを頼みますともう一つ無料でついてきますよ。どうしますか?」
「か、カップルデー!?もう一つ無料!?」
もう一つ無料はとても魅力的だが、そもそも私たちはカップルではない。
恥ずかしさでいたたまれなくなり、俯きながら「行こう」と言って歩き出そうとすると、腕を引かれた。
「なんで?食べないの?」
「…え?」
「依茉ちゃんがあまりにも目輝かせてたから、食べたくなっちゃった。責任取ってよね」
そう言った宙翔くんに手を引かれ、そのままお店の中に入る。
「ええ、どうしよう、すごく迷う…!」
いちごミックスはもちろん食べたいけど…このもう一つの新商品であるキウイ味も美味しそうだしな…。
「今日はカップルデーなので、シングルスを頼みますともう一つ無料でついてきますよ。どうしますか?」
「か、カップルデー!?もう一つ無料!?」
もう一つ無料はとても魅力的だが、そもそも私たちはカップルではない。