バレンタインチョコと四人の恋
…ああ、やっぱり無理だ。
半年間想い続けてきたのに、今更やめられるわけがない。
やっぱり私は碧山くんが、好きだ。
*
「…麗も、宙翔くんが好き、なの…?」
その時は、突然やってきた。
ぼーとしていた頭がその一言で一瞬でクリアになる。
依茉ちゃんは傷ついた顔をしながら私を見つめていた。
どうして?なんでばれたの?
もしかして気づかないうちに、バスケをしている碧山くんをずっと見つめていた…?
うまい言い訳が見つからず、仕方なく小さく頷く。
「そんな、だっていつから…」
「…入学式の日に、先輩に絡まれていた私を碧山くんが助けてくれて、それで…」
「…なんで、言ってくれなかったの?」
半年間想い続けてきたのに、今更やめられるわけがない。
やっぱり私は碧山くんが、好きだ。
*
「…麗も、宙翔くんが好き、なの…?」
その時は、突然やってきた。
ぼーとしていた頭がその一言で一瞬でクリアになる。
依茉ちゃんは傷ついた顔をしながら私を見つめていた。
どうして?なんでばれたの?
もしかして気づかないうちに、バスケをしている碧山くんをずっと見つめていた…?
うまい言い訳が見つからず、仕方なく小さく頷く。
「そんな、だっていつから…」
「…入学式の日に、先輩に絡まれていた私を碧山くんが助けてくれて、それで…」
「…なんで、言ってくれなかったの?」