君にクギヅケ
第1話
入学式前日
中学時代の友達と遊べる最後の日を堪能していた
『ねぇねぇ』
野太い声が後ろから聞こえて来た
目的は判っている
だから敢えて振り返らない
『え~?シカト~?』
グイッと肩を掴まれ振り向かされた
『可愛いねぇ。二人だけ?俺らと遊ばない?』
ナンパの口説き文句
正直聞き飽きた
ナンパ男達を睨み、その場を離れようとした
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