これは甘い毒

「そう!これコーンフレークって言って溶かしたチョコレートに入れるとサクサクして美味しんだ〜」

サクサク!

「どうやって作るのですの？」

「まず、コーンフレークをいれる分だけ袋に入れるでしょ？そしたら手とかでコーンフレークを粉々にするの」

粉々にして大丈夫なのですの？

「サクサクが好きな人はあまり粉々にしないほうがいいかも。律はサクサク結構好きだからあまり潰さないで作ろっか」

「はい！」

袋に詰めてこーんふれーくを少し粉々にする

「楽しいですわ！」

「ふふっ粉々にできたらチョコレートに混ぜよっか」

「ちょこれーとに入れましたわ」

「混ぜ終わったらスプーンとかで一口サイズを作って置いておくだけ」

そんなに簡単にできていいのですの？

「あとね～料理に慣れたらホワイトチョコを溶かしてかたにいれたチョコレートの上にまるを垂らして爪楊枝で上からしたにすってやるとハートの模様にもなるんだよ！」

つまりまだ固まっていないちょこれーとに白色のちょこれーとをすこし垂らしてそれを爪楊枝とかで上からしたにすってやればできるということですわよな？

なんか難しそうですわ

「でもこの模様は簡単にできるよ!ホワイトチョコを垂らしてぐるぐるって爪楊枝で回しても模様ができるよ」

「そっちのほうが簡単ですわね」

今さっき分けた一つの方にほわいとちょこを垂らして爪楊枝でぐるぐるっと

「あれ？なんか模様じゃなくなりましたわ」

「やり過ぎには注意なんだ！」

「そうだったのですわね…やっぱり料理はむずかしいですわ」

「でも失敗したって頑張って作ったんだから律も喜んでくれるから大丈夫！」

「そうですわね！気持ちが大事ですものね」

そう思ったら料理が楽しいと思えてきましたわ

「よし！奏音ちゃん」

「はい！どうしたのですの？」

急に叫ぶなんてどうしたのでしょうか？

「完成したチョコレートをラッピングして律に届けに行こ」

「律が帰ったときに渡すのわだめですの？」

「いいの？律ってモテるからたくさんチョコ貰って帰ってくるかもよ？」

他の子に貰ったちょこれーとを…？

「それはいやですわ!」

「だったら早く学校行こっか。もうすぐ帰宅が近づいてるし」

「はいですわ」

でもラッピング難しそうですわ

「それよりまだちょこ乾いていないですのよね？」

「もう固まったよ？」

「そんなに時間経ちましたの？」