これは甘い毒
私はちょこれーとを持って律のいる学校へ向かった

·•✤•.

学校にやっとついたのに何なんですの?

なぜか私をチラチラ見たり騒いだりしている人たち

制服を着ているから律と同じ学校の生徒ですわよね?

出てきているってことは登下校って言うことよね?

いろいろ考えていたら

「あの…どうしたんですか?」

そう話しかけられましたわ

「え?律…加賀美くんに用があるのですの加賀美くんはもう帰りましたの?」

「そっか…律はまだ教室にいると思うよ」

「そうですの。ありがとうございますわ!」

そう微笑んだらまた周りがあかくなった

「可愛い…」

「へぇ?」

空耳かしら?

「ねぇ君律じゃなくて僕にしない?」

「えーっとそれってどういうことですの?」

「それは君とぼくと…ひぃ!失礼します!」

急にどうしたのでしょうか?

「奏音!どうしたの?」

「律!」

「なんでここにいるの?」

「そっそれは…えーっとそのですね」

「ふふっ日本語ちゃんとはなさいと」

緊張してうまく話せませんわ

「あの今日はホワイトデーだから律にちょこれーとを…届けに来たのです」

ちょこれーとをだす

「僕に?」

こくん

「頑張って作ったのです…」

「そっか~嬉しいな。ありがとう」

「そんなことないのです!」

「とりあえず目立つから移動しようか」

目立つ?

はっ!

「そういえばここ学校の前でした」

「とりあえず海に行こっか」

「そうですね。海にいきましょう」

海は2回くらいいったことあるけどとても綺麗だった

「この貝とてもキレイですね」

「そうだね。でも僕は奏音のほうが可愛いと思うけど?」

っ!

「そんなに軽々と恥ずかしいこと言わないでください!」

「事実なのに?」

「お世辞はいいのです!」

もう恥ずかしくて心がドキドキして…私病気ですの?

「ふふっごめんね。やっぱり奏音は可愛いしチョコもらえたことがとても嬉しいんだ」

「そんなものでいいならまた来年も作ります」

「そうだと嬉しいな。でも今日みたいに奏音が一人で学校まで来るのはだめだよ?」

「分かったのです」

「じゃぁ家に帰ろっか」

「はい!」

私達は手を繋いで家に向かった
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