届け、この片思い
好きな人のジャージを着るだなんて、まるで少女漫画だ。
胸元に"蓮音"と稔先輩の苗字が書いてあるのがなんだかくすぐったい。
「遅いよ」
時間ギリギリに運動場へ出ると、整列する一歩手前だった。
「ごめん、ジャージ借りてきた」
「なるほど、ね……え、え?」
少しニヤついた琴音は私の耳元に近寄ると、どこか嬉しそうに言った。
「蓮音って、あの稔先輩?付き合ってるの?」
胸元に"蓮音"と稔先輩の苗字が書いてあるのがなんだかくすぐったい。
「遅いよ」
時間ギリギリに運動場へ出ると、整列する一歩手前だった。
「ごめん、ジャージ借りてきた」
「なるほど、ね……え、え?」
少しニヤついた琴音は私の耳元に近寄ると、どこか嬉しそうに言った。
「蓮音って、あの稔先輩?付き合ってるの?」