地味子ちゃんはイケメン男子に寵愛されて





次の日。


学校に着くと、何やら女の子達が色めき立っていて。


「ねぇ、聞いた?」


「聞いた、聞いた!ねぇ、今から見に行こうよ!」


「うん!あ~、あの方達に会えるとか嬉しすぎる~!」


うーん、どうしたんだろう……?


何の話か分からない私は首を傾げた。


妙に浮かれてるというか、嬉しそう。


例えるなら、有名な芸能人がいるみたいな感じかな……?


そんな人いないから、違うんだろうけど…… 
 

自分の教室に着いて、それが何を指すのかようやく分かったんだ。


―――教室に着くと、何やら騒がしい。


何だろう……?


気になりながら中に入ると、驚いた。


「おっはよー、結々ー」


「おはよう、結々ちゃん」


「意外と遅かったじゃん」


「……おはよう」


「結々、おはよう」


教室の入ると、私の席の周りに紫堂さん達がいた。

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