地味子ちゃんはイケメン男子に寵愛されて
chapter*2

嫌がらせ


~♪︎


アラームが聞こえて目を開けると、いつもと違う光景が。


ここ、どこ……?


一瞬そう思ったものの、すぐに思い出した。


昨日throneの姫というものになって、これからは別館で過ごすことになったんだっけ……


アラームが鳴るよう設定していたのは6時だから、今だいたい6時くらいだよね。


流石に早いかな……


少しだけ予習してから行こう……


準備した鞄の中から数学の教科書とノートを取り出し、先生から予習するよう言われていた範囲を勉強した。


気づくと30分くらい経っていた。


一旦ここで切り上げようかな……


そう思った私は教科書とノートを鞄の中にしまい、部屋から出た。


えーと、階段は……どこだったかな?


昨日案内してもらったばっかりだというのに、覚えていなかった。

< 94 / 95 >

この作品をシェア

pagetop