地味子ちゃんはイケメン男子に寵愛されて
chapter*2
嫌がらせ
~♪︎
アラームが聞こえて目を開けると、いつもと違う光景が。
ここ、どこ……?
一瞬そう思ったものの、すぐに思い出した。
昨日throneの姫というものになって、これからは別館で過ごすことになったんだっけ……
アラームが鳴るよう設定していたのは6時だから、今だいたい6時くらいだよね。
流石に早いかな……
少しだけ予習してから行こう……
準備した鞄の中から数学の教科書とノートを取り出し、先生から予習するよう言われていた範囲を勉強した。
気づくと30分くらい経っていた。
一旦ここで切り上げようかな……
そう思った私は教科書とノートを鞄の中にしまい、部屋から出た。
えーと、階段は……どこだったかな?
昨日案内してもらったばっかりだというのに、覚えていなかった。