隣のアイツ!〈上〉
〜By玲奈〜
「玲奈〜昨日は瑠衣くんとどうだった?」

朝、私が登校してきた途端にちよちんが聞いてきた

「それがね、昨日瑠衣があのときのこと謝ってくれてさ。ちょっとだけど仲良くなれたんだ♪」

「へ〜それで?」

「それでね~、ご飯美味しいって言ってくれたんだ〜!瑠衣って案外いいやつかもしれない!」

昨日はほんとに色々とうれしくて、夜も眠れないかと思った~布団に入って10分で寝たけど笑笑

「玲奈ちゃん〜、ちよ〜、おはよう!」

「おはよう!九条くん」

「尚樹じゃん!おっは~」

ちよちんと九条くん、仲良くなってる!
美男美女…悔しいけどお似合いだな。。。
てか、瑠衣いないよね、どこにいるんだろ?

「九条くん、瑠衣は?まだ来てないの?」

「ああ、なんか先生に呼ばれてた」

なにやらかしたんだろ!私も関係してたりして…

「説教じゃねぇか?たぶん」

「それにしても、瑠衣くん、なにやらかしたんだろ?」

ホント、なんだろな

「おい、俺が何をやらかしたって?」

あ!

「瑠衣!!……先生になんで呼ばれてたの?」

「ん、あぁ、なんか体育祭の空軍の軍長しろってさ」

この、星ノ宮高校の体育祭は、空軍、炎軍、雷軍、森軍の4つの軍で競い合うのだ

「そっか、すごいじゃん」

なーんだ、軍長か。何もやらかしてなくてよかった~

「てか、体育祭の軍長って、瑠衣くんすごーい!」

「まぁな!!」

ちよちんに褒められて、威張ってる…

「俺が、軍長になるからには、優勝だ!!」

瑠衣の元気な声が教室中に響き渡った…
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