嘘から始まる恋物語
「ンンゥ!? 今何時!? やば、7時半!?」
「遅刻しちゃうよぉ…」
「凪~! なんで起こしてくれなかったの?」
「何回も起こしたよ?」
ウゥ…、今日も眩しい私の幼なじみ…。
私の名前は 一ノ瀬 瑚白で…、
目の前にいる、私と釣り合いそうにもない顔面国宝級で、中学では学年1…いや、学校1位並にイケメンなのかもしれない 私の
幼なじみ……。
━━ 高橋 凪 ━━
凪は モテモテ男 なのだ。
私と幼なじみと言うだけで毎日私の家まで来て、いつの間にかできていた合鍵で、
家に入ってきて私を起こして身支度まで
してくれる ちょー!優男なのだ。
なぜ、そこまでしてくれるのか…
今でもよく分からない