バレンタインデーの補習はいつもとちがう味
「ねぇ八谷、一問目分かる?」

「分かる訳ねぇだろ」

そう、私たちは馬鹿である。

「ねぇ八谷、なんで私達ってこんなに馬鹿なの?」

私は頭を抱えた。

「落ち着け、冬木。補習にはいつも俺が一緒だろ?」

「全然頼もしくないよ!?」

私はさらに頭を抱えた。
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