バレンタインデーの補習はいつもとちがう味
「ここはさ、二人で先生に土下座じゃない?」

「冬木、お前・・・」

「え、何?」

「天才だな」

そう、八谷もちゃんと馬鹿である。

「じゃあ、先生来るまでどうする?」

「俺、冬木といるの楽しいから普通に話さね?」

「え、胸キュンなんだけど」

「冬木ってマジで馬鹿っぽいよな」

「八谷には言われたくないわ」
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