ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜





 気まずそうな顔をする6人。

 顔は少し赤くなっていて、正直言って可愛いなって思っちゃった。



「悪かったよ。これサプライズだったから、バレないように恵に関わらないようにしてたんだよ」



 玲くんは下を見ながら、ボソボソとそう話す。

 その様子を見て、またまたぽかんと口が開いた。

 そ、そうだったんだ。

 もう〜〜〜!

 本当に心配してたのに、まさかサプライズだったなんて!

 ちょっぴり損しちゃった気分!

 私の心配を返せ〜〜〜!



「めぐみん、開けてみて〜」



 優くんが目をキラキラと輝かせて私を見てくる。

 分かってるよ、私も早く見たいもん!

 私は白いリボンをスルスルとほどいた。

 そしてゆっくりと開けてみると……。



「わぁ!」



 なんとそこには、一着の可愛いドレスがあった。

 雪のように真っ白なドレス。

 お腹の所には、パステルカラーのピンクのリボンが巻いてあった。

 風が少しでも吹く度に、フワッとスカートが宙に舞い上がる。

 肌触りもすごくいい。

 だけど、それだけじゃなくて……。




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