ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜






 1人で悩んだり泣いたりすることよりも、みんなと一緒に共有すれば、辛さも十分軽くなるんだから。



「……それに」



 ポツリと、呟くのが聞こえた。



「それに?」

「お前がここまできれいになったんだ。大丈夫だろ。ブスのお前がだぞ」

「玲くん〜!!!最後の1言は余計!」



 お互い言い争っていると、清くんがいつものように割って入ってくれた。

 清くん、ごめんなさい。



「恵ちゃん!よかった、見つけたよ」



 声のする方を見ると、颯人くんが近くにいた。

 ほえ!

 ここかた結構遠いのに、よく私を見つけられたね。

 目がすっごくいいんだね!

 感心していると、一加ちゃん達が一斉に私の方を振り向いた。

 きっと目をギンギンにしてる気がする……。

 そう思った。

 でもなぜか、一加ちゃん達は驚いた顔をした後、ジロジロと見た。

 ほ、ほえ?

 なんで?

 拍子抜けしていると、京くんが笑顔を浮かべた。



「きっと恵が想像以上にきれいだったから、みんなビックリしているんだと思うよ」



 そ、そうなのかな?




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