ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜
「気づいたら、みんながいなくなってたんだもん!だから心配になって捜してたんだよ」
「オレら小1かよ!別にお前じゃあるまいし。余程のことじゃねーとそう簡単に迷わねーよ」
「うるさいなぁ!」
「2人共、落ち着いて」
私と玲くんが睨みあっていると、清くんがいつものように止めに入った。
ごめんね、清くん……。
あ、忘れるところだった。
向き直った私を見て、6人は不思議そうな顔をする。
すうっと小さく息を吸うと、一言。
「ねぇ、みんな。一緒に踊ろうよ!」
「「「「「「へっ?」」」」」」
みんなは変な声を出した。
うぅ、言っちゃった……。
みんなと一緒に踊りたいなって思ったんだけど、これを言うのは恥ずかしい。
耳まで熱くなってきちゃった。
だけど、私よりも真っ赤になっているみんなが不思議で、自分の熱が冷めてしまった。
「ど、どうしたの?」
慌てていると、ブンブンと首を振ったみんな。
???
「よ、よし。お、踊ろう。誰が先?」
「じゃ、じゃんけんで買った奴からにしようぜ」
なんか、累くんと俊くん、すっごく早口だ。
なんで?