ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜





「「「「「「「はぁ」」」」」」」



 私達7人は、踊り終わるとため息を溢した。

 息が、みんな少し弾んでいた。



「楽しかったね」



 自然と、笑顔が溢れた。

 だけどみんなはまた顔を赤くして返事をしてくれない。

 もう!



「なにか反応してよ!」

「ぐ〜〜〜」

「「「「「「は?」」」」」」



 怒っていたら、どこからかお腹の音が聞こえた。

 えっ?

 わ、私のお腹が鳴ったの!?

 う、ウソ……。

 恥ずかしさで、顔が真っ赤になった。

 だって、今日はまだ夕飯を食べていないんだもん。

 今はもう8時だし、仕方がないよね……。



「アッハハハ。まさか恵の腹が鳴るなんてな……ククク」

「わ、笑わないでよ!」



 玲くんを睨みつけ、彼の背中を叩いてやった。

 いつもなら怒って反応するはずなのに、今は笑いすぎて叩かれていることに反応しない。

 もう、そんなにおかしいの?

 他のみんなも笑っちゃってるし……。

 しかも、笑いすぎて息ができてなさそうなんだけど……。



「だから、やめてってば!」




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