ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜
「「「「「「「はぁ」」」」」」」
私達全員、大きなため息を吐いた。
自画自賛だけど、すっごくいい!!!
この曲を聴いただけで、一瞬別の世界に行ったような……そんな感じがしたの。
って、ちょっと大袈裟かな。
うぅん、そんなことないよね。
「めっちゃよかったな!」
俊くんは目をキラキラとさせている。
すると、玲くんも微笑んだ。
「じゃあ、そろそろ送ろう」
「そうだね〜。ファンの人達の待ってると思うよ」
優くんは両手をあえて飛び跳ねている。
その姿が、小さい子供みたいで、すごく可愛い。
「投稿する準備はできたよ。投稿する?」
京くんが、マウスから手を離して訪ねてきた。
私達6人は、コクリと頷く。
もう準備は万端!
だけど、ドキドキしている自分がいる。
京くんは頷くと、カウントダウンを始めた。
「3、2、1!はい!」
掛け声に合わせて、京くんがマウスをクリックした。
「「「「「「「……」」」」」」」
少しの間、沈黙が流れた。
すると、再生回数に記録がついた。