ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜





 実際、この学校にはたくさんの施設がある。

 例えば、スポーツジムだったり、デパート、スイーツショップなんかもあるの!

 そんなことを考えてたら、余計にワクワクしてきちゃった!



「まぁ、確かにね」



 私が目を輝かせていると、清くんが校舎を見上げて、微笑みながらそう言った。

 するとその時、どこからかヒソヒソ声が聞こえてきた。

 ほえ?なんだろう?

 不思議に思っていると、とんでもない会話が耳に入ってきた。



「ねぇねぇ!あの男の子6人、ものすごいイケメンじゃん!」

「ホントホント!」

「でも一緒にいる子がな〜」

「あたし達よりブスじゃん」



 ほえ〜〜〜!

 どどど、どうしよう……!?

 私みたいな人がみんなといるから、他の女の子達から怖い視線が来てしまった……。

 これじゃあ、女の子の友達がつくれないよ。

 うぅ、私の学園生活、終わった……。



「キャーーー!颯人様よ!カッコイイ!!」



 頭を抱えていると、さっきの女の子達の声が一段と大きくなった。

 ほえ〜〜〜〜〜〜!耳が壊れる!

 颯人様?誰?




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