ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜





 不思議に思い、耳を抑えながら女の子達の目線の方に目を向けた。

 すると、すごくカッコイイ男の子がベンツから降りてきた。

 わぁ、あの子ベンツで学校に通うんだ。

 ベンツで通学なんて、漫画みたいなお金持ちみたい!

 そう思っていると、彼の周りにあっという間にたくさんの女の子達が集まっていた。

 す、すごいなぁ。モテモテだ。



「恵、早く行くぞ」



 玲くんがムスッとして、私の手を引っ張る。



「うん、そうだね。クラスどうなってるんだろう?みんなと一緒だといいな〜」

 ワクワクしている私とは逆に、みんなはすごく怒ったような顔をしていた。

 みんななにに怒ってるの?

 引っ張られながら、私は頭の中でハテナマークを浮かべて、クラス表が貼ってある場所に向かった。



「クスッ」



 誰かが笑っているのも知らずに。



        ***




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