ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜





「「「「「「「はぁ」」」」」」」



 私達7人は、驚きの声を上げた。

 理由は、1つ!

 中等部専用の体育館が、見たこともないくらい広いから。

 教室の何倍なんだろう……。

 分からないくらい広い。

 その広い体育館には、何百個ものパイプ椅子が並べられている。

 先生の指示で、私達は座り、しばらく待っていると、校長先生が出てきた。


 校長先生って、ちょっとおじさんみたいなイメージがあったけど、この学校はとっても若い先生だった。



「みなさん、こんにちは。この学校の校長をしております。時村 秋雄(ときむら あきお)と申します。これからの学校生活、頑張ってください」



 校長先生は静かにそう言うと、校則・校訓など、たくさんの話をして席を外した。

 その後、校歌を歌い、退場する場面になった。



「あ、あれ見て」



 優くんは、天井を指差してそう言った。

 私も天井の方を見ると、大きな銀色のくす玉が、ゆっくりと体育館の真ん中に移動して行った。

 そして、くす玉は『パンッ』と音を立てて割れた。

 赤・ピンク・黄色・水色・紫・緑・白の紙吹雪が舞った。

 私達の担当カラーである7色が、ヒラヒラと桜みたいに舞っているのが、すごくきれいだった。

 まるで私達の入学と、グループ結成をお祝いしているみたい!

 思わず笑みが溢れた。

 私は1枚の白い紙を手に取り、大事に手で覆った。




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