ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜





 はい?



「父の物?ま、まさか……颯人くんのお父さんって、校長先生なの?



 颯人くんはコクリと頷いた。

 私は驚きのあまり、ポカンと開いた口が閉まらなかった。

 まさか学園の校長先生が、颯人くんのお父さんだったなんて!



「それと、パーティーにはダンスがあるから、僕と踊って欲しいんだ」

 ほえ!?

 またまたビックリ!

 今度は目がこれでもかって言う程見開いた。

 なんで私なんかと踊りたいの!?

 颯人くんみたいなカッコイイ人は、もっときれいで可愛い子と踊った方がいいと思うけど……。

 例えば、一加ちゃんとか!



「おい、お前。オレ達には招待状がないのか?」



 玲くんが、目を三角にしてそう言った。

 玲くんだけならいつも通りなんだけど、なぜか他のみんなも同じような顔になってる?

 でも確かに、私には招待状があるのに、みんなにはないんだろう?

 もしかして、それに腹が立ったのかもしれない。

 すると颯人くんは、手を叩いて、同じ封筒を6枚取り出した。




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