ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜





「死体、どこにあったの〜?」



 ふうがゆるみにそう確かめた。



「電気室、マップの左側の方だよ」

「じゃあ、みんなはどこにいたの〜?」



 みんながどこにいたのか、確かめて探すらしい。

 これは結構絞られるな……。



「カフェ、中央の上。タスクしてた」

「カメラ室、左側。カメラ見てたぞ」

「医務室、中央の下。タスクしてたよ」

「空気室、右上。同じくタスクかな」



 りょう、ひかる、なおと、オレの順番で答えていくと、ふうは唸った。

 しばらくすると、考えがまとまったのか、ふうは自分の推理を説明し始めた。



「ぼくの予想だと、ゆるみんは人狼じゃないと思う。だってゆるみん、このゲーム初めてだから、そんなに早くキルできないと思うな〜」

「ふうくん、ひどいよ!」



 ふうの言葉に傷ついたのか、ゆるみが怒った。

 すかさず、なおとが慰めてあげてたけど。

 だけど、ふうにはまだ推理があるらしい。

 説明を再開させた。



「で、ぼく的に1番死体から近いひかみんだと思うんだよね」



 その言葉に、手を叩きそうになった。




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