ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜





 ひかる、ナイスだよ。

 電話越しで、ひかるに向かって親指を立てた。

 まぁ、あいつらには見えないんだけどね。



「俺違うよ!ずっとカメラ見てたし!逆にふーちゃんなんじゃないの?ふーちゃんが居た場所教えてくれよ」

「会議室、中央。ぼくは結構遠いから、難しいと思うよ〜?」

「でもその近くにはダクトがあるから、大丈夫なはずだ!」



 いい感じに言い争ってくれている。

 この状況に、オレはガッツポーズをした。

 そのまま、どっちかが吊れてくれないかな……?

 だけど、そんな簡単に物事が上手く進むわけはない。

 心配したのか、なおとが2人の間に入った。



「今はスキップした方がいいと思うよ。むやみに吊ったら、村人が不利になっちゃうよ」



 その意見に2人は納得して、この会議では吊られる人がいなかった。

 よし、今回はセーフ!

 今のところ、誰もオレのことを疑ってないし、ふうとひかるがお互い怪しがっている。

 このままキルして勝つぞ!

 オレはそう意気込んで、ミュートをONにした。



         ***




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