ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜
だけど、そんなことまで頭が回らなかった。
「お、落ち着けふう!一旦、みんなの情報を集めてから、考えることにしよう。な?」
りよみんが宥めてくれたおかげで、我に返った。
そ、そうだよね。
ぼく、ゲームなのに感情的になりすぎちゃった。
落ち着くために、深呼吸をした。
「スーハー」
よし!大丈夫。
「とりあえず、みんな。どこで何をしてた?」
りよみんがみんなに尋ねた。
「私は、ふうくんと一緒に行動してたよ。結構長い間一緒にいたから、キルクール的に人狼の可能性は私達にはないと思うよ。ちなみに、右の廊下に向かって、あと1つだけのタスクをしようとしてたよ」
「死体はそこか……」
りよみんが考えている間、ぼくも推理してみた。
ゆるみんの言う通り、ぼく達2人は、キルクール的に無理だから、人狼ではない……。
つまり、今のところの容疑者は『りよみん』・『ひかみん』・『じんみん』の3人になっているね。
「やっぱり、ひかみんの気がするなぁ」
そう呟くと、ひかみんは怒り、声を荒げた。