ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜





 わーん!

 私のバカバカバカバカ!

 でも、仕方ないと思う。

 だって、頭を下げた人に向かって断るのって、すっごく心が痛いものなんだよ!



「ありがとう、恵ちゃん。じゃあ、よろしくね」



 目を輝かせながら、颯人くんは別の場所に行った。

 ほ、ほえ?

 なんだか、ものすごく背中が寒いのですが……?

 恐る恐る、後ろを見ると……。

 クラスの女の子達が、冷凍光線みたいに冷たい目をしていた。

 すっごく怖い……。

 しばらく、これが続いちゃいそうだ。

 うぅ、女の子の友達がほしいのに……。

 みんなの方をチラリと見ると、なぜか難しそうな顔をしていた。



「どうしたの?」



 不思議に思って尋ねてみると、みんなは明らかに慌てた様子で、いつもの顔に戻った。

 そして、こう1言。



「「「「「「な、なんでもない」」」」」」



 それからというもの、みんな6人だけで、なにか話し合いをするようになった。

 話題が気になって、いつもの調子で聞こうと近寄ると、明らかに全然違う話を始めちゃうの。

 例えば……。




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