ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜
最近、こういうことを繰り返すばっかり。
今まで、こんなこと1度もなかったのに。
なんでだろう。
おかげで、すごく寂しく感じちゃうよ。
心の中が、ポッカリ空っぽのような状態なんだ……。
この状態が、いつまでも続くのは、かなりツラい。
下手をしたら、私はげちゃうかも……。
どうにかしないと!
だから、私はある決断をした。
「ね、ねぇ。みんな」
私は帰る途中、みんなに聞いてみることにした。
「「「「「「ん?」」」」」」
6人の声が、きれいに重なる。
今のところ、みんないつも通りみたい。
私は少し息を吐いて、それぞれの顔を見た。
「なんで最近、私も話に入れてくれないの?なにか私、みんなが嫌がるようなことしちゃったの?」
その瞬間、みんなは息を飲んで、お互いに顔を見合わせた。
しばらく、沈黙が続いた。
すると、累くんが代表して私の前に出た。
いつもの笑顔をして。
「なんでもないよ。はい、この話は終わり。早く家に帰ろう」
終わらせようとして、また歩き始めたけど、私は食い下がった。