ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜





 ここまで絞れたら、後は捜すだけ!

 いちおう、他にもさまざまな施設があるけど、推測した13か所には行ったことないし……さすがに恵ちゃんも、わざわざよく分からない場所に行かないはず。

 考えがまとまると、僕はこの13か所を見て回ることにした。



       ***

 開いていない場所もあったけど、教室以外は全部見て回ることができた。

 悲しいことに、恵ちゃんはどこにもいなかった。

 本当にどこ行っちゃったの?

 僕は深いため息を吐きながら、重たい足を引きずって教室まで行った。

 教室の前に着くと、僕はお願いことをするように手を合わせた。



「どうか……恵ちゃんがいますように」



 そう願った後、僕は気を引き締めて勢いよく扉を開けた。



「ガラガラ」



       ***




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