ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜
ここまで絞れたら、後は捜すだけ!
いちおう、他にもさまざまな施設があるけど、推測した13か所には行ったことないし……さすがに恵ちゃんも、わざわざよく分からない場所に行かないはず。
考えがまとまると、僕はこの13か所を見て回ることにした。
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開いていない場所もあったけど、教室以外は全部見て回ることができた。
悲しいことに、恵ちゃんはどこにもいなかった。
本当にどこ行っちゃったの?
僕は深いため息を吐きながら、重たい足を引きずって教室まで行った。
教室の前に着くと、僕はお願いことをするように手を合わせた。
「どうか……恵ちゃんがいますように」
そう願った後、僕は気を引き締めて勢いよく扉を開けた。
「ガラガラ」
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