ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜
残りのみんなも、ぞろぞろと入って行った。
私も、後に続いた。
「「「「「「「おぉ!」」」」」」」
小さい私達が、声を揃えて驚いた。
外は少し不恰好だったけど、中はかなりいい出来だった。
7人で囲んで座っても、ちょっと余裕がある程度だった。
昔はこんなにきれいだったんだな。
懐かしさに浸っていると、清くんはキラキラな目をもっと輝かせた。
「すごいね。これからここで、みんなで楽しく遊べるよ!」
「清、気持ちは分かるけどさ、もうちょっと落ち着こうよ。せっかく作ったのに、壊れちゃうよ」
京くんが清くんを宥めていた。
そう言えば、みんな今もこんな感じだったな……。
昔と全然変わっていないんだね。
まぁ、私も人のことは言えないんだけどね。
そう思うと、少し笑みが溢れた。
「さっすが俺達だな。確か……建物の中身を考えたのは、れーくんだよね。さっすが、無駄に知識付けているだけあるよね」
すると玲くんは、顔を般若のようにした。
わっ!
こ、怖い……。
「俊〜〜〜!お前最後の言葉は余計だぞ!」