世界の数よりも君と一緒にいたい
「君、死にたいんだって?」
どうしてそんなことが分かるんだろう。
まさか、僕の考えを読めるテレパシーみたいな、そういうのの持ち主だったりするのか?
「あたしは」
僕が相当怪訝そうな顔をしていたんだろう。女の子はくすっと笑って説明し始めた。本音を言うと、女の子の笑い方が最高に可愛かったのは言うまでもない。
「あたしは死にたいと思ってる人のことが分かる能力を持ってるんだ」
女の子は「変な能力でしょ」と、自慢しているのか不満に思っているのかよく分からない声音で笑った。
「頭の上に矢印がついてさ、色が変わるんだ。死にたいっていうのが軽症な人は青で、重症な人ほど赤に変わるんだよ」
「ちなみに僕は何色なの?」
「君は赤だよ。真っ赤っか」
ふはは、と女の子は笑った。話を聞いているとだんだん興味が湧いてくる。
だけどそんな能力を持って、何になるっていうんだろう。
「君、顔〜」
と女の子はまた笑った。
どうしてそんなことが分かるんだろう。
まさか、僕の考えを読めるテレパシーみたいな、そういうのの持ち主だったりするのか?
「あたしは」
僕が相当怪訝そうな顔をしていたんだろう。女の子はくすっと笑って説明し始めた。本音を言うと、女の子の笑い方が最高に可愛かったのは言うまでもない。
「あたしは死にたいと思ってる人のことが分かる能力を持ってるんだ」
女の子は「変な能力でしょ」と、自慢しているのか不満に思っているのかよく分からない声音で笑った。
「頭の上に矢印がついてさ、色が変わるんだ。死にたいっていうのが軽症な人は青で、重症な人ほど赤に変わるんだよ」
「ちなみに僕は何色なの?」
「君は赤だよ。真っ赤っか」
ふはは、と女の子は笑った。話を聞いているとだんだん興味が湧いてくる。
だけどそんな能力を持って、何になるっていうんだろう。
「君、顔〜」
と女の子はまた笑った。