君にありがとう【咲】
「嫌……か?」
「……そんな訳ないでしょ!」
私はまた、相馬に抱きついた。
「私も、相馬のことが好きです!」
相馬の腕の中で、そう告白した。
正直言うと、恥ずかしい。
けど、言うことができてスッキリした。
「そうか……」
相馬の顔を見ると、とても嬉しそうな顔をしたていた。
「チョコ、ありがとな。今まで貰ったチョコのなによりも嬉しかった」
「うん、頑張ったんだもん」
そう言うと、優しく相馬は頭を撫でてくれた。
「咲、愛してるぞ」
「うん!」
愛の告白を貰い、私達は甘いキスを交わした。
ホワイトチョコレートのように、甘かった。