元カレ
「…ふぅ。
トイレトイレ」
夜中、詩生里はトイレに行きたくて目を覚ました。
妊婦によくある頻尿だ。
「…あれ?」
珍しく心太がスマートフォンを握りながら眠っている。
それを見た時、詩生里は胸騒ぎがして、思わず心太が起きないようにソッとスマートフォンを心太の手から取った。
スマートフォンの電源ボタンを押すと、ラインが開いた。
それを見た瞬間、
「…え」
詩生里は言葉を失った…。
心太のそれはただの浮気ではない…。
胸がザワザワする。
「…やだ、やだ、やだ…」
詩生里はブツブツと呟きながら、トイレに行くのも忘れて、再び布団の中に入った‐。
トイレトイレ」
夜中、詩生里はトイレに行きたくて目を覚ました。
妊婦によくある頻尿だ。
「…あれ?」
珍しく心太がスマートフォンを握りながら眠っている。
それを見た時、詩生里は胸騒ぎがして、思わず心太が起きないようにソッとスマートフォンを心太の手から取った。
スマートフォンの電源ボタンを押すと、ラインが開いた。
それを見た瞬間、
「…え」
詩生里は言葉を失った…。
心太のそれはただの浮気ではない…。
胸がザワザワする。
「…やだ、やだ、やだ…」
詩生里はブツブツと呟きながら、トイレに行くのも忘れて、再び布団の中に入った‐。