元カレ
心太が起きると、そこに心月はいなかった…。

机の上に置いてある手紙を見て、心太はすぐに心月に電話をしたが、

『この電話番号からの電話はお繋ぎする事が出来ません…』

着信拒否をされた後だった…。

「なんやそれ…。
それがオマエの答えなんか…」

心月からの手紙はショックだったが、いつまでもぼんやりはしていられない。
心太は、

「詩生里(しおり)、今までごめん。
俺、オマエがいなくなってから反省したんや…。
家に戻って来てくれへんか?」

詩生里に電話をした。

『うんっ!
シン君、大好き!』

何も知らない詩生里は嬉しそうに笑った‐。
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