サイコな機長の偏愛生活(加筆修正中)
ショーツが見えるほどにワンピースのスカートがたくし上げられる。
彼の手が膝に乗せられ、容赦なく開かされた。
そして、彼の胸に添えてる私の手が彼の首に回され、彼の体が密着した、次の瞬間。
足の付け根部分を支えるようにして、体が軽々と持ち上げられた。
尚も止まぬキスの波。
優しく啄められ、上唇が甘噛みされる。
焦らすように触れそうで触れない距離がもどかしい。
熱い舌先が唇をなぞり、容易く抉じ開けるようにしてねじ込んで来る。
淫らな艶音とすっかり濡れた唇。
キスだけでも酔いしれてクラクラしてしまいそうなのに、体が心地よい浮遊感を感じて。
「んっ…」
背中に軽い衝撃と冷たい感触を感じた。
カチャっとドアが開く音が耳に届き、寝室に焚かれているアロマの香りが鼻腔を掠める。
レースシェード越しの月明かりが差し込む寝室。
十月半ばの二十三時過ぎ。
少しひんやりとした空気を纏う寝室のベッドに、静かに背中が辿り着く。
静寂の室内に、漏れ出す熱い吐息と淫らに響くリップ音。
蹂躙するかのように口の中を舌が這い廻って……。
頭の中が白くぼんやりとし始めると、彼の唇は首筋から肩先、鎖骨から胸元へと這い伝って。
所々に僅かな刺激を引き連れながら、『邪魔だ』と言わんばかりにブラが剥ぎ取られた。
彼の触れる部分が次々と熱を帯びてゆく。
早まる鼓動を楽しむかのように、執拗に甘い刺激が波となって襲って来る。
いとも簡単に一糸纏わぬ姿にされ、鍛えられた上半身が視界に映る。
そんな彼に組み敷かれる。
膝裏を掠めた腕が合図となって―――
―――
――
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「んっ……、かお…るっ……さんっ」
何度となく襲って来る白い閃光のような刺激に呑まれた……。