私立花ケ崎学園で起きたこと。
あの子は 翔side
私立花ケ崎学園。ここは、アイドルとマネージャーになるための学校。
俺がこの学校に入学することにしたのは、友人の神からの勧めだったからだ。
神を探しながら入学式が行われる会場に行く途中だった。
曲がり角を曲がろうとしたらその先から声が聞こえた。
「体育館ってどこだかわかりますか?」
「私も行くところです。一緒に行きましょう!」
――桃の花が見えた気がした。
角の先をみたとたん胸の鼓動が早くなった気がする。
これが一目惚れってやつなのか…?
「桃じゃないか」
一緒にいた神が呟いた。
「知ってるのか?」
「僕の双子の妹だよ」
妹だったらしい。
「どうかした?」
恋が初めてだった俺は打ち明けてしまった。
「こ、い、したかもしんない」
***
神いわく、桃は努力する献身的な人が好みらしい。
なので、開校以来だれも到達したことがない玄武を目指すことにした。
ちなみに、この学校には様々な特殊な制度がある。
階級、これもその一つだ。
青龍、朱雀、白虎と上がっていき、最高階級が玄武だ。
あと、この学校の厄介なとこは、恋愛禁止というところか。
まぁ、ばれなきゃいいらしいけど。
もともと、俺はアイドルになる気はなかったけど、意外と学校生活は楽しかった。
―――それから、俺の猛練習が始まった。
俺がこの学校に入学することにしたのは、友人の神からの勧めだったからだ。
神を探しながら入学式が行われる会場に行く途中だった。
曲がり角を曲がろうとしたらその先から声が聞こえた。
「体育館ってどこだかわかりますか?」
「私も行くところです。一緒に行きましょう!」
――桃の花が見えた気がした。
角の先をみたとたん胸の鼓動が早くなった気がする。
これが一目惚れってやつなのか…?
「桃じゃないか」
一緒にいた神が呟いた。
「知ってるのか?」
「僕の双子の妹だよ」
妹だったらしい。
「どうかした?」
恋が初めてだった俺は打ち明けてしまった。
「こ、い、したかもしんない」
***
神いわく、桃は努力する献身的な人が好みらしい。
なので、開校以来だれも到達したことがない玄武を目指すことにした。
ちなみに、この学校には様々な特殊な制度がある。
階級、これもその一つだ。
青龍、朱雀、白虎と上がっていき、最高階級が玄武だ。
あと、この学校の厄介なとこは、恋愛禁止というところか。
まぁ、ばれなきゃいいらしいけど。
もともと、俺はアイドルになる気はなかったけど、意外と学校生活は楽しかった。
―――それから、俺の猛練習が始まった。