ゼニスブルーの交差点
同じ気持ち……なんだよね。
大きな朝貴と手を繋いで歩くのは、周りから見たら不格好なのかもしれないが、私は全然気にならなった。
“身長差が可愛いカップル”なんて、七夕祭りで間違われた時は、冷や汗をかいてギョッとしたのに。
「はー……明日起きて夢だったら、どうしよう」
「本気で思ってる?」
「ふつーに本気。夢だった時は……数日学校休むわ」
握った手に力を入れると、合図を受けたように朝貴もギュッとする。