高校卒業祝いに俺のファーストキスをもらってほしい!?~年下のイケメン幼なじみからお願いされた件~
その甲斐があって、高校一年二年と彼氏ができる事なく無事に三年生となったさゆねえ。


俺は少しでも意識してほしくて、同じ高校へ進学した。


生徒会の書記に立候補しようかな、と相談されたから賛成して、俺は生徒会長に。


一緒に過ごした高校生活は最高に幸せだった。


学校が一緒だったから、さゆねえに近付こうとする男どもを牽制するのも楽だったし。


だけど、その楽さで俺は油断してしまったのかもしれない。


大学生になったさゆねえに、彼氏ができた。


早く別れて欲しいという思いと、さゆねえにつらい思いをしてほしくないという気持ちで揺れる毎日。


最終的に、彼氏の浮気で別れる事になって。


その別れた話をさゆねえから聞いたのが、この前のバレンタインデー。
< 31 / 33 >

この作品をシェア

pagetop