極上タラシオトコの本気を引き出す方法



噂か…。確かに。
忘れてたわけじゃないけど、広瀬先生は人気者できっと、私がまだ来てないことは荷物しかない状況でバレてる。



ここですっぽかしたら変な噂はすぐ流れるに決まっている。



それに、広瀬先生にそこまで言われてしまっては、私ももう誘う勇気なんてあるはずがない。


残念だけど、しょうがないな…。

まぁ、そもそも私が広瀬先生とこんないい時間を過ごせたのもたまたまだったわけだし、高望みはしちゃダメだ。


なんて思っていると、


「でもさ、いつかリベンジしたいから、連絡先聞いていい?」



そう言って、広瀬先生は携帯出した。



「え?!え、えっと…」


「あれ?遠藤さんも俺と同じ気持ちでいてくれてんのかなって期待したんだけど?」



自信満々にそういう広瀬先生はやっぱりかっこよくて、連絡先を聞くだけでこんな風に女をドキドキさせることが出来る事にもさすがだな思いながら私は胸をときめかせて、広瀬先生と連絡先を交換した。






< 19 / 309 >

この作品をシェア

pagetop