極上タラシオトコの本気を引き出す方法
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頭が痛い…。
重たい目を開けると、いつも通りの部屋に昨日の記憶を手繰り寄せる。
カーテンから差し込む光を頼りに部屋の真ん中にある机に目を向けると、レトルトのおかゆとしじみ汁、お菓子のラムネが置いてあった。
『二日酔いにはこれが効く。
俺も若い頃よく記憶を無くす飲み会してた。
でも莉子は女の子だから自分の身はしっかり守れよ』
優しい言葉に、送り主の名前がなくてもその人が浮かんで涙が流れた。
昨日の記憶は断片的にしかないけれど、私はきっとかなり酷いことを広瀬先生にぶつけた。
『ごめん』
『これで、終わりにしよう』
そう言われたような気がする。