極上タラシオトコの本気を引き出す方法



ほんとに全然知らなかった…。



「なんだ。でも持ち帰らせられてるなら別にそんなことしてないんじゃないです?」


広瀬先生の話になったからか、今まで話題に参加していなかった先輩看護師が横から平山先生に質問し始めた。



「いや〜、あんまり俺から言ったら怒られるけど、まぁ広瀬先生だって男だからさ。」



平山先生からでる言葉が私の頭にしっかりと響いては来るのに信じたくないと脳が拒否してるみたいに、話が入ってこない。



あの優しくて気配り上手な広瀬先生が…?



さっきは女性に囲まれるのを面倒くさそうにしてたのに?



未だに嘘なんじゃないか、なんて思ってしまうけれど、周りの同僚たちは「まぁあんなイケメンなら一夜だけでもいいよね」なんて納得している。



そんなものなの…?



信じたくない気持ちで広瀬先生の方を見てしまうけど、確かに隣の女の子が先生に擦り寄っていても確かに払うような動作はしない。



食べ物を口に運ばれても、笑顔でそれを食べている。


さっきの私が感じた印象の人ではないのかな?



なんて1人で考えていると、平山先生が広瀬先生がいるテーブルから移動した笠原先生に呼ばれて、席移動を始めた。




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