極上タラシオトコの本気を引き出す方法



『もしもし莉子?お疲れ!どした〜?』



「急にごめん〜!
あのね、やっと、広瀬先生から連絡が来たの!!」



『え!?いつ!?今日?!』



「今日!仕事終わりに携帯見たらメッセージ来てた!」



『え〜!よかったじゃん!莉子ずーっと気にしてたもんね』



紗耶に報告したら自分のことみたいに嬉しそうにしてくれた。


『え〜なんてなんて〜??』


そんな風に楽しそうに聞いてくれる紗耶に、ちょっと恥ずかしいけど、メッセージの内容を全部話すと、



『これからって感じだよね〜!
ご飯、誘われるんじゃない??』



「え〜誘ってくれるかな?
でも、あんまり期待しすぎちゃったらまた落ち込んじゃうからなぁ」



『まぁ、莉子も女性関係のこととか、色んな心配事があるだろうけど、とりあえず、ご飯行ったらもっと広瀬先生のことわかるんだろうし、飛び込んでみるのもアリなんじゃないかな?と私は思うよ?


ずーっと好きな人できなかった莉子がやっと心動かされる存在なんて、大事にした方がいい!』



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