極上タラシオトコの本気を引き出す方法
紗耶の強い応援もすごく心強くて、私も飛び込む決心ができた今、はやくご飯に誘われたいなぁとウキウキする。
誘ってくれるかな〜
広瀬先生とご飯なんて、どんな所に行くんだろう。
きっとオシャレなところなんだろうなぁ。
なんて想像を膨らませるとまだ決まってもない予定なのに、楽しみすぎてどんどん口角が上がっていく。
『莉子、ニヤニヤしてるのが電話越しでもわかる』
なんて紗耶に注意されても口角が上がったままの私はメッセージアプリを開いて、まだ既読が付いていないかチェックする。
「あ!既読ついてる!」
『ちょっと!返事なんて!?』
「いやまだ返ってきてな…
あっ!返ってきた…」