極上タラシオトコの本気を引き出す方法




『広瀬 朔也 : 連絡遅くなってごめん。
年末年始、色々と忙しくて。
遠藤さんは当番じゃなかったみたいだし、ゆっくりできた?

この前言ってたご飯、よかったらどう?』



ドキドキしながら通知を読むと、広瀬先生からの文章にさらにドキドキが加速する。



「紗耶…どうしよう!

ご飯誘われちゃった!!」



『ほらね?やったじゃん!
莉子!楽しんでおいで』



こういう時、映画で枕に顔を埋めて足をパタパタさせたりして喜んでるシーンをたまに見て、そんなにデートの約束で喜んだことないなぁなんて、ついこの前までの私は思っていたのに、今はその気持ちがすごくわかる!



私もいつの間にか枕に顔を埋めて声になってないような声を「ん〜〜〜っ」と出すと、もう一度広瀬先生のメッセージを読み返す。




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