極上タラシオトコの本気を引き出す方法
結構好きだなんて言ってくれる広瀬先生に、全然恋愛的な意味じゃないのは分かってるのに、またキュンとしてしまう。
あーダメだ。私完全に広瀬先生のことどんどん好きになってる...。
だけど、期待しちゃってもいいよね?
だってこんなところに連れてきてくれてし、少なくとも恋愛圏内ではあるよね、、?
そう思いながらお店に入る広瀬先生の背中を見ながら入店すると、その豪華さに驚いた。
それに案内された個室からは和洋折衷の綺麗な中庭が見えていて、少し落ち着いた照明がすごくいい雰囲気を出している。
なのに何故か、ド緊張はせず、むしろこの空間に入って、椅子に座った瞬間に私の落ち着いている。
「やっぱりいいな、このお店。
同期の井口が勧めてくれたんだよな。
礼言っとかないとな」
「井口って、あの井口先生ですか?整形外科の?!
同期だったんですね!」
「あれ?知らなかった?
結構有名な話かと思ってたけど。
遠藤さんって結構俺の事で知らないこと多そうだよな」