極上タラシオトコの本気を引き出す方法



「ちょっと!誰が聞いてるかわかんないんだから!」


「いいじゃん!別に!
広瀬先生は私のなんですってもう公言しちゃえば?」


「もー!そんなこと出来ないよ!
それに、付き合ってるわけじゃないし...」




そう。今日は広瀬先生との3回目のご飯。
だいたい告白は3回目のデートが目安だって言うし、なんとなくソワソワする気持ちはあるけど、期待は良くない。


それに広瀬先生みたいな人気者の高嶺の花が私みたいなごく平凡な女なんて似合わない!


そう思いながらもやっぱりちょっとだけ期待してしまう。



「付き合ってるわけじゃないって、オペ室でもアイコンタクトとったりしちゃってさ!

そんな甘い雰囲気出してるのに別に隠す必要ないじゃん」



「いやいや。周りの反応もこわいし、それに付き合ってもないのにそんな噂流れたら広瀬先生に迷惑かけちゃうじゃん。」


とりあえず必死に紗耶と、少しでも期待してしまってる自分に言い聞かせて、病院をあとにした。



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