極上タラシオトコの本気を引き出す方法
部屋に入ってからだって、どんな瞬間を思い出しても、全部可愛くて、莉子の一つ一つの仕草や表情が俺の少し残っていた理性を全部削ぎ落としていった。
今も俺の腕を枕にして幸せそうな顔で眠ってる姿を見ると、愛おしい気持ちでいっぱいになる。
はぁ〜。やべぇ。抜けれる気がしない。
むしろ、今こんなにも無防備に眠っているこの姿も、
普段清楚でそういうことから無縁に見える彼女の乱れた姿も、
俺だけが今は独占しているんだと思うと、意味不明なほど高揚感があって、病院中に広まればいいのに、とさえ思う。
こんなにも心の熱が上がることが自分にあったことが驚きで仕方がない。
シャワーでも浴びて、頭冷やすか。
そう思って莉子から腕を抜こうと動くと、莉子は眉間に皺を寄せて、「ん〜〜」と言いながら俺の腰に手を回してきた。
可愛すぎんだろこれは。