極上タラシオトコの本気を引き出す方法




「なんかやっぱり、広瀬いつもと違うな〜

なんか、幸せオーラ?って感じがめっちゃ出てて羨ましいわ。

やっぱ、遠藤さんの力ってすごいな。」




隣で井口がそんなことを言いながら俺の肩をつんつんする。



「いや、確かに昨日の夜は最高だったけど、別に付き合ってるわけじゃないし。

何が変わるわけでもないぞ?」



「いやいや〜、そんなの分かんないじゃん?

広瀬の心をもっとかき乱して、駆け落ちするとかお前言い出すかもよ?」



冗談っぽくヘラヘラとしながら言う井口に、そんな訳ないだろと思いながら井口の言葉を受け流す。


ある程度サウナに入ってから水風呂に行って、2人で外気浴をして、
しばらく静かにしてしっかり整ったと思ったら、井口がまたニヤニヤしながら



「ところでさ、やっぱり、遠藤さんってそういう時も可愛い?どんな風に乱れんの?」

「服脱いでもめっちゃスタイル抜群?」

「身体の相性よかった?」



とかそんなことばかり聞いてきた。



「莉子のことはお前には教えねーよ」


そういった俺に「うわ〜!莉子だって!莉子。いいなぁ〜俺も莉子ちゃんと遊びたいな〜」とからかいの言葉を言い、そのヘラヘラはしばらく続いた。






< 98 / 309 >

この作品をシェア

pagetop