【短】甘いチョコにとびきりの愛を込めて。
これ以上一緒にいたら、ひとりでは気持ちが抑えられなくなりそう。
「俺、愛……」
ーーガチャ
「あ、姉ちゃん。おかえ……り」
告白しようとしたら、玄関から愛華の弟が出てきた。
……このタイミングでか。
「えーっと……」
「じ、じゃあ、悠真くん! ありがとう、またね!」
弟に一緒に見られたところが恥ずかしかったのか、
俺の告白に気づいてしまったのか、
気まずい空気に耐えられなくなったのか。
愛華は慌てて家に入ってしまった。
「……なんか、すみません」