私じゃダメだよ
 後ろを振り返れば、先生と目が合えば、
 もう離れる自信がなかった

 今だって先生に触れたくて仕方がない
 抱きしめてほしい

 なんでダメなんだろう
 当たり前ができないんだろう

 心と頭の痛みを振り切るように校門まで走る

 「はぁ、、、はぁ、、、
  さようなら、先生、、、大好きでした」

 校舎に背を向けたまま、私は高校を卒業した



 
 

 

 
 

 
 

 
 
 


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