年下×幼馴染×お隣さん
①

①

Rin視点


あたしの名前は凛。

高校生になったばかり。

パパは音楽関係の仕事をしていて、その影響かあたしは小さい頃からベースを習っている。

ママは専業主婦。

そして今年幼稚園生になった弟、柊の四人家族。


「凛ちゃん...重いよー.....」


そして今あたしが寄りかかっているこの男の子は、マンションのお隣さん。

そう、いわゆる幼馴染ってやつ。


「紫陽ー、女の子に重いなんて言っちゃ駄目だよーー」

「だってぇ...」


昔っから紫陽は気が弱くてみんなのからかいの的になりやすかった。

だけど誰よりも優しいの、あたしは知ってるんだ。

そして紫陽は歌が上手い。

昔から一緒に居るせいか、紫陽も小さい頃から音楽がだいすき。

あたしは楽器に興味を持って、紫陽は歌に興味を持った。

でも最近は独学で楽器の勉強を始めた。
< 2 / 53 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop